新刊『ガンダムと日本人』発売されました
Twitterでは1ヶ月ほど前から告知していたんですが、本日、約2年ぶりの単著『ガンダムと日本人』が文春新書から発売されました!
【キャッチ】
小沢一郎はシャア・アズナブル?
日本の政治・外交・ものづくりを
名作アニメを通して読み解く。
京大・高坂正堯門下生による
渾身のガンダム論登場!【本書より】
“夢”を次々と“現実”に変えていった小さな国が30年前に見た、今なお手の届かないとてつもない空想にして万感の思いが込められた産物。戦後日本の歩みが『機動戦士ガンダム』という一点に収束した過程を追っていくことで、この国の来し方と行く末、過去と未来への扉を開く助けになれば幸いである。
【本書の内容】
第1章 ジオン公国と大東亜共栄圏→ギレン・ザビは近衛文麿だった!?
第2章「ザク=零戦」「ガンダム=戦艦大和」か?→トヨタ方式に繋がる製造業の原点
第3章 スペースコロニーと宇宙への夢→マルサスの人口論からアポロ計画まで
第4章 二人のシャア──富野由悠季と小沢一郎→一歳違いの両者の意外な共通点
5年前に出版した機動戦士ガンダム研究叢書 宇宙世紀の政治経済学の事実上の続編ですが、前著が「ガンダムと世界史」とすれば今回は「ガンダムと日本戦後史」といった位置づけ。第二次世界大戦〜1970年代末にかけて、どうやって日本の「ものつくり」精神や政治・経済が変貌をとげ、ガンダムという作品にたどり着いたかの足取りを追う構成です。ガンダムと日本を往復することで、どちらの理解もより深めようというねらいですね。
今後、リアル書店での店頭でもフェアを行って頂くほか、年末から年明けにかけて発売記念のトークイベントを行う予定です。いろいろ仕掛けは用意してますので、ここやTwitterでも告知していきます! お楽しみに。